言の葉
誰しもが、
闇に溶けたい時があり、
闇と一つになることが、
自らを消せる唯一の方法と信じれる時がある。
そんな時、
決まって朝が来るのが怖くなり、
このまま朝が来て欲しくない
切に切に
切に切に
切に切に
願うけど、
悲しいくらい
やっぱり朝は容赦なく、
僕らの頭上を燦燦と照らし出す。
「あー朝よ。お日様よ。
お前は何故にこうも無慈悲なのかい?」
「ん?無慈悲だと?
私は毎日こうして昇り、
私は毎日こうして落ちる。
ただそれだけの存在なんだよ。」
お日様との会話で僕らは気づく。
ことあるごとに気づている。
それは、
誰かが僕を観た時に、
僕は確かに存在し、
誰かが僕から目を逸らした時、
確かに僕は消失する。
それは、
僕が観た誰かは確実に存在を伴うけれど、
僕が観ない誰かは存在すらしないってこと。
つまり、
僕たちは、
存在もするし、
存在すらもしないってこと。
闇夜は言う。
お前が存在したくない時は俺の世界だ。
お日様は言う。
お前が存在したい時は俺の世界だ。
それが、
僕たちという存在の真実。
その真実は、
嘘でもあり本当でもある世界。
確かなものなど何もない世界。
ならば、
嘘や本当や、
間違いや正しさや、
そんなものとは縁がなく。
不確かな今を僕たちは生きるしかなく。
そして、
そんな生を
生きるしかないならば、
明るく愉しく快活にしかも元気よく、
生きてやれ!!
ドロドロくよくよメソメソとろとろ
生きてやれ!!
バーチャルなこの世を生きる僕たちは、
誰もがこの世ゲームのプレーヤー。
自分で決められます。
コントローラーはあなたの手の中に。