生き方
大好きな人が亡くなっていく。
大切な人が亡くなっていく。
愛すべき人が亡くなっていく。
憧れの人が亡くなっていく。
尊敬出来る人が亡くなっていく。
人は必ず居なくなる。
それは誰しもに例外なく与えられた宿命。
居なくなった人々を想う時、
その人は自らの中に存在し、
居なくなった人々を想わない時、
その人は、変わらずどこにも存在しない。
生死という生物学上の定義だけで
人間を捉えていくことは、
執着を生み、生き辛さを増す。
生きることは死することで、
死することは生きること。
それはつまり、
人は一人で生きているわけでは
ないことを意味する。
だから、
他者を尊重し、
タガタメにも自らを大切にする。
亡くなった大切な人々に贈る
最期で最高の言葉は、
「また、いつか」
それだけで、
私たちの生は彩りを増す。
合掌