生き方
あたりまえ
水は淀むのがあたりまえ
水は濁るのがあたりまえ
水は清らかなのがあたりまえ
水は波打つのがあたりまえ
水は流れるのがあたりまえ
水が私を映す時、
波紋があれば歪んで見せて、
水が私を魅せる時、
それは鏡として静かにそっと語りかける。
水を世の中といたしませう。
水を世間といたしませう。
さすれば水はいつも姿を変えていて、
姿を変えるからこそ
私たちの姿も歪んで見える。
あたりまえ
を受け入れて、
あたりまえ
を
あたりまえのものとする。
すなわち、
私たちの実態こそが
水そのものであるのだから、
あたりまえのように
私たちは変わっていく。
そして、
私たちは、あたりまえのように
あたりまえを愛している。