生き方
限りなく透明になりたい時もあれば、
灼熱に燃える真っ赤になりたい時もあり、
穏やかで温かなオレンジをまとい、
柔和な笑みを溢したい時もあれば、
凛とした清々しい佇まいのブルーに
包まれながら遠い目をして
景色を眺めることもある。
人は、
その時々にその色をまとい、
その身にまとった色の光彩が
他者のその人に対する
イメージを確立させる。
でも、
多彩な色を誰もが抱えていて、
誰にも見せない色があったり、
誰にも気づかせない色もある。
だから、
私たちは、
他者に触れる時、
いつも自分にとって、
分かりやすいからという都合で、
割と一色のものとして認識をするけれど、
人は、
誰しも
多色であるということを
もっと意識するべきだし、
何よりも、
自分の色が、
今どんな色を放っているかも
自分自身がよく知っておいた方が良い。
色とは、
エネルギーであり、
そもそもの私たちの存在が
仮に、
透明だと仮定するならば、
色づいたその色とは、
確実に
私たちの内から放たれたエネルギーで
あるのだから、
そのエネルギーに忠実に生きることを
良いも悪いも含めて行うことが、
自分らしさ
とも言えるのではないかな。
憤怒の赤
や
悲しみの黄色
や
嫉妬にメラメラとした鈍い紫
や
戸惑いや不安のグレー
や
そんな色さえも忠実に生き、
でも、
決してその色が続かないようにする為に、
自分で自分のその色に気づいていく。
鏡越しに見る
あなたの色は、
今、何色ですか?
自己との対話が難しい
なんて方には、
こういう見方も是非オススメです。
ご参考まで。