· 

QOL

命って最も大切。

 

それは、

間違いのない事実。

 

でも、日常の中で

健康体でいる際に

殆どそれを

意識することはない。

 

 

当たり前にあるから。

 

 

普段、

私たちは命の大切さと

言うよりは、

それを前提として、

 

Quality Of Life

 

つまりは、

 

生活の質

 

にフォーカスしていて、

生きがいややりがいや

安心、安全、快適などの

幸福の追求に意識が

向いている。

 

それは、

私たち人間として正しい

ことであり、間違いのない

事実でもあるが、

懸念するのは、

QOLが悪化、あるいは、

QOLの向上に意識が向かなく

なった時、

 

生きたいから死を選ぶ

 

ってことが起こってしまう。

 

QOLの向上に意識が向いている人は、

QOD(Quality Of Death)にも

意識を向け、

生を全うすることに全力を尽くす

人も多いが、

生きたいのに死を選ぶ人は、

その逆であり、

質の向上に対する

諦めや拒否や空虚が存在し、

そもそもとして、

ある意味での

欲の放棄をしてしまう。

 

それは、

 

生命の欲

 

と言ってよいかもしれない。

 

本来的に、

 

生命の欲って、

貪欲なはずなのに、

その欲が意識されないと

存続する欲が失せてしまう

ことにも繋がってしまう。

 

私は、

自死の報道や、

身の回りの人々が

この世を去るを

経験した際に、

 

自分の脈を取ってみたり、

目を静かに閉じて、

自身の呼吸に意識を

集中してみたり、

はたまた、

お腹が減り、

胃袋が鳴る音を

愛しく思ってみたり、

両耳を塞いで、あるいは

浴槽に頭を突っ込み、

自身の脈打つ鼓動を

聴き取ろうとしてみたり、

とにかく、あらゆる

可能な限りの

自身の生命の息吹を

感じようとする。

 

生命の欲

 

を感じる為に。

 

それを感じないと

どうもバランスが

取れないことに

気づいていて、

QOLなんて、

いとも簡単に降下する

なんてことも経験しているし、

そうすると、

伴い、QODに対する意識も

下がってしまい、

生きたいから死ぬ

というものが、

容易に萌芽してくることを

知っているから。

 

心と身体はリンクしています。

リンクしているからこそ、

心と身体を包摂している

命の維持や存続には、

心と身体をばらし、

その両方を別々にし、

各々に意識を向けていく

ってことが、

とても

大切なんじゃないかなと

思います。

 

コロナも日本では一旦休止し、

(欧州では再びですが・・・)

疲弊や徒労や虚無が如実に

顕在化してきます。

 

自身も護り、

大切な人も護りたいなら、

 

前述のような発想を

ご参考にして頂ければ幸いです。

 

共生、共助が、

最も大切な世の中に

なっています。

 

津村健司