学習
先日、7月17日(日)に
私としては、基本的には最初で最後の
チャンスである
第5回公認心理師試験にチャレンジしました。
昨年の12月から私なりに猛勉強をし、
過去問の繰り返しや紐解き、
予備校さんの模試をいくつか受け、
万全の態勢で臨んだつもりだったのですが、
第1問目から、今までの過去の問題傾向とは
全く違う試験問題に悩まされ、
全く手ごたえなく失意の中、帰宅しました。
幾日か、各予備校さんの解答速報と
答え合わせをし、
自己採点をしていきましたが、
エッ?っていうケアレスミスも多く、
しっかりと問いの理解をすれば
正しい正解を導けたであろう
問題を多数落とし、
あー、まだまだ知識や理解力が足らないなと
カウンセリングに例えるならば、
アセスメント力の無さを痛感しました。
かなり難しい試験問題が前半に連続し、
それに引きずられるように、
影響された思考性にバイアスがかかり、
普通に解いたならば解ける問題をも
この試験内容ならば、
こんな簡単な解答であるはずがないと
捉え、落としてしまう。
でも、そこにバイアスをかけずに
ある意味での無知の姿勢で臨むという
カウンセリング力を
試されている試験でもあるのだろうと
考えると、
決して暗記だけで合格する
試験ではなく、
深い知識を問い、問いの理解力を求める
良問揃いの構成だったのだなと
改めて感じる試験内容でした。
新たな試験委員の先生方に感謝です。
そして、本日、合格発表。
合格基準点が史上初めて下り、
合格率も史上最低に近い
即ち、追試試験も含め、
全6回で最も難しかった試験と言えますが、
何とか合格を果たすことが出来ました。
国家資格だから、難易度や傾向の
一貫性が必要なんじゃないのと
当初は正直思ったし、
よりによって、最初で最後のつもりで
臨む試験内容、構成がこれかよ!
って、不満に思うことも多々ありましたが、
合否に関わらず、
カウンセリングという人の心に触れていく
高度で極めてデリケートな行為には、
終わりなき、飽くなき自己研鑽が
必要であり、その責任がある。
と改めて更に感じています。
能力を判断するのは、
決して自分ではなく、
クライエントさんです。
評価するのも
決して自分ではなく、
クライエントさんです。
だから、
更に深化し、進化していく
心理カウンセラーという
静的、動的行為を全うする為、
学習は更にまだまだ続きます。
そして、
その学習は、
様々な場面で適用されていき、
様々な状況で活かされていく。
他者との関係性のもとに。
この時代を共に
懸命に生きるものとして。
ココロテラス
津村健司